野菜摂取「もっと」 「未病」改善へ連携 神奈川県×カゴメ

総菜を開発食育授業も


 神奈川県は県民の野菜摂取量を増やすため、食品・飲料メーカーのカゴメと連携する。県産カボチャを使った総菜の開発や、県内企業の社員食堂での野菜を使ったメニューの展開などを進める。野菜摂取を通じて、健康と病気の間で変化する状態である「未病」の改善を、積極的に促すのが狙いだ。

 県とカゴメは、昨年3月に連携と協力に関する包括協定を締結。県民の未病改善に取り組めるよう、保育園などでの食育プログラムの実施など野菜摂取促進を進めてきた。

 県が2013~15年度に実施した県民健康・栄養調査によると、国が目標として定める1日当たりの野菜摂取量350グラム以上を達成している県民の割合は30・3%にとどまっている。

 今回はこうした状況の改善に向けた取り組みの一環で、両者は「野菜摂取促進策2019」を策定した。「野菜好きの子ども増やす取り組み」と「20、30代の野菜摂取の機会づくり」の二つが柱だ。

 県内の小学生に給食で食べてみたい献立を募って受賞作品を総菜にしたり、給食のメニューにしたりする。また、小学校で野菜嫌い克服のための食育授業を展開。7月には県内で食育ミュージカルも開く予定だ。この他、県産野菜などを使った総菜を開発する考えだ。

 カゴメの担当者は「神奈川県での取り組みをきっかけに、全国に野菜摂取の取り組みを広げたい」と強調。県も「一連の取り組みで県民の未病改善につなげたい」と意欲的だ。
 

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