日ロ首脳 食肉貿易で協議へ 鶏肉輸入解禁を検討

 日本政府がロシア産生鮮鶏肉の輸入解禁を検討していることが24日、分かった。29日に開かれる安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談で検討状況を確認する見通し。和牛輸出の拡大を含め、両国間の食肉貿易について、両首脳が協議する見込み。プーチン氏は20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて来日する。

 日本は、高病原性鳥インフルエンザの発生を理由に、ロシアを生鮮鶏肉の輸入停止国としている。ただ、輸入に伴って病気の侵入の恐れが極めて少ないと判断できる一部地方からの輸入を認める方向で調整している。

 農水省は5月、食料・農業・農村政策審議会に輸入解禁の是非を諮問。ロシア西部のトゥーラ州とブリャンスク州が候補。今後、同審議会の家畜衛生部会で検討する予定。解禁への手続きは、審議会での結論が出た後に始まる。解禁は2020年度以降となる見込みだ。

 同省によるとロシアの鶏肉生産量(16年)は414万トン。日本の235万トンを大きく上回る。

 日ロ間の農畜産物貿易を巡っては、和牛輸出も焦点。日本はロシアに対し、輸出品を扱う国内施設について認定を増やすよう働き掛けている。

おすすめ記事

農政の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは