台湾で日本ブーム 野菜初の1万トン台 富裕層が消費けん引

 台湾で日本産農産物の輸入が伸びている。1~9月の野菜輸入量は今年初めて1万トン台に乗った。新型コロナウイルス禍で海外に進出していた多くの富裕層が台湾に戻り、日本産消費をけん引したからだ。2月から日本と台湾の間で、有機農産物を自由に輸出入・販売できるようになったことも後押しした。

 日本の農水省に当たる台湾農業委員会によると、今年1~9月の農産物輸入量は前年同期比3・3%減の993万6500トン。半面、日本産の輸入量は、同15・8%増の10万8162トンだった。特に野菜類は1万103トンと前年同期の10倍に急増した。

 背景には、コロナ禍で台湾に戻った多くの富裕層が、高級食材を求めていることがある。日本旅行がキャンセルになった消費者の中で日本食を楽しむ需要が高まったこともある。

 日本と台湾は2019年10月、相互が有機認証と認めた有機農産物に対し、新たな認証なしに「有機」と表示して輸出入・販売できる覚書を交わした。今年2月から実施されたことで、日本の有機JAS法で認証された有機農産物の輸入増につながったとみられる。
 

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