[あんぐる] 好奇心芽生えた? 触れて学んで、種子の特別展(京都市)

会場に展示された、タキイ種苗の野菜や花き250種類以上の種子の袋でデザインした巨大なパネル(京都市で)

 子どもに植物の種子について教える特別展「タネはふしぎな命のカプセル」が京都市青少年科学センターで開かれている。来場者は、同市に本社がある大手種苗会社、タキイ種苗が用意した多彩な展示を通して種子の魅力に触れている。

 会場中央で目を引くのが、ネギやレタスなどの野菜や、ヒマワリ、コスモスといった花き、合わせて120種類の種子の展示だ。シャーレに詰めた種子を額縁に似たケースに収めて掛け、大きさや形を見比べやすく工夫している。

 その隣にはキャベツの種子およそ1億粒、500キロ分を詰めた高さ約90センチの容器が陣取り、誰でも触ることができる。滋賀県草津市から訪れた菊田賢秀君(6)は腕を肩まで容器に差し込み、「つぶつぶで楽しい。キャベツの種の形なんて知らなかった」と喜んでいた。

 
容器に入った大量のキャベツの種子を触って遊ぶ子ども

 展示の中には一風変わったアート作品もある。同社の従業員が検品ではじかれた種で作った水族館の水槽や、清水寺の貼り絵なども飾っている。

 同センターは2013年から毎年夏、府内に本社がある企業の協力を得て、子ども向けの特別展を行っている。農業に関係が深い展示は、今回が初めて。同センターの倉澤大介さん(43)は「世界をリードする地元企業の魅力を知り、子どもに将来の夢を考えてほしい」と意図を話す。

 タキイ種苗は、江戸時代後期の1835年に同市で創業した。広報出版部の松本麗さん(43)は「見て、触れて、体験しながら学べる。展示をきっかけに種の世界に興味を持ってほしい」と話す。展示は9月23日まで。(富永健太郎)

「あんぐる」の写真(全6枚)は日本農業新聞の紙面とデータベースでご覧になれます

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