農福連携へサポーター 障害者雇用現場で支援 JAなど協力 高知県安芸市

言葉を交わしながら収穫作業を手伝うサポ―ターの横山さん(右)(高知県安芸市で)

 JA高知県、安芸市、県、福祉機関でつくる安芸市農福連携研究会は、障害者や引きこもりの人の農業雇用を促進させようと、就農支援サポーター制度を導入した。サポーターは働く障害者らの心のケアや、安心して働ける職場づくりを生産者にアドバイス。農福の良好な関係づくりを担う。

 研究会は2018年に発足し農福連携を進めてきたが、障害者らが働きだしてからの定着が課題だった。農業と福祉の現場でさらに理解が必要と考え、両者をつなぐ人材としてサポーターを19年9月に迎えた。

 JA安芸地区管内での障害者らの農業雇用は19年5月末時点で38人。研究会では20年3月末までに、50人に増やす考えだ。サポーターは現在、1人を配置。JAが募集し、福祉に理解がある人を採用した。今後、1人を増員する予定だ。

 サポーターを務めるJA職員の横山木実子さん(56)は、障害者らと一緒に農作業を行う。障害者に寄り添い相談に乗るとともに、生産者側のサポートも行う。障害者の特性に沿った作業内容か、危険がないか、雇用するに当たっての向き合い方などを助言する。

 安芸市でナスを栽培する北村浩彦さん(52)は、障害者3人を雇用する。北村さんは「障害者は作業に集中してしまう。横山さんが休憩のタイミングなどを促してくれるので助かっている」と喜ぶ。研究会会長を務めるJA安芸地区営農企画課の小松淳課長は「今までは、JAや福祉機関など研究会メンバーが個別に対応してきた。サポーターが加わることによって、さらに支援を充実させたい」と期待する。

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