エコフィード加熱を 70度以上30分、80度以上3分 ウイルス死滅へ徹底 豚コレラで農水省

 農水省は、沖縄県の豚コレラ(CSF)感染について、食品残さで作る「エコフィード」を非加熱のまま給餌したことが原因になった可能性が高いとして、農家らに改めて加熱の徹底を呼び掛けている。ウイルスは高温で死滅するため、「70度以上で30分間以上」または「80度以上で3分間以上」の加熱が必要になる。

 「加熱基準をきちんと満たしているか、農家自ら改めてチェックを行っていただきたい」。江藤拓農相は24日の閣議後記者会見で呼び掛けた。

 豚コレラやアフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスは、感染した豚やイノシシの肉・肉製品の中で感染力を保ったまま一定期間残っている。人間が食べても問題はないが、豚が餌として口にすると伝染してしまう。

 ウイルスは高温で死滅するため、豚・イノシシの飼養衛生管理基準では、肉を含む可能性がある食品残さを餌として使う場合、「70度以上で30分間以上」または「80度以上で3分間以上」という基準を設けている。8日に沖縄で初めて発生が確認された農場は非加熱だった。

 同省は23日付で都道府県に対し、エコフィードを使う全国の262農場(2018年末時点)を対象に、緊急の立ち入り検査を実施するよう求める通知を出した。

 具体的には①エコフィードの原料は農家が自ら集めているか、業者から購入しているか②農家で集めている場合、加熱の状況や、非加熱の原料と混ざらないように扱っているか③業者から購入している原料に肉は含まれているか供給元に確認したか──などを細かく聞き取り、2月14日までに報告を求めている。

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