塗り絵で楽しく食育 おうち時間を応援 ご当地農産物が登場 福岡・吉田さんSNSで発信

今まで描いてきた農産物の絵と言葉をバックに笑顔の吉田さん(福岡県太宰府市で)

吉田さんが描いた野菜や果物

 福岡県を拠点に食育活動などを活動する野菜ソムリエプロの吉田聡さん(46)は、「ご当地ベジフル塗り絵シリーズ」と題し、都道府県の野菜や果物の塗り絵をインターネット交流サイト(SNS)で発信している。4月に開始して以来、25都道府県を突破。吉田さんは「外出自粛の中、塗り絵を通じて家族とのおうち時間を楽しみながら農産物に親しんでもらいたい」と張り切っている。

 吉田さんは広告代理店勤務を経て、35歳の時に宗像市内の商業施設の広報担当に転職。農産物のPRを手掛けたことをきっかけに野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロの資格を取得し40歳で独立。「食」をテーマとする広告代理店を営みながら、飲食店や産地直売所のPR、幼稚園や保育園、小学校向けの食育活動などを展開している。

 2012年9月、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者・宗次徳二さんの「誰もがやらないことをやり続けること」という言葉と実践に共感。「絵と言葉を通じて農産物の魅力を毎日発信する」と決心し、翌日の同21日から7年半にわたり自身のSNSで農産物の絵と言葉を発信し続けている。「絵を描く野菜ソムリエ」として発信した数は2800枚を突破。活動が評価され、16年には「第5回野菜ソムリエアワード」で金賞も受賞した。

 「塗り絵シリーズ」の第1号は、福岡県と沖縄県。JA筑前あさくら産の「博多万能ねぎ」をはじめ、県育成品種のイチゴ「あまおう」やイチジク「とよみつひめ」など、沖縄編では島らっきょうやマンゴーなど。全国の野菜ソムリエらからリクエストが続々と寄せられるようになり、京野菜版、江戸東京野菜版なども作成した。

 多くの人に楽しんでもらいたいと、塗り絵は無料で配布。幼稚園や保育園、病院などにもその輪が広がり、家族で楽しんだ塗り絵をSNSに投稿する人もいるほどだ。

 夢の“全県制覇”へ尽力中で、「子どもだけでなく大人も楽しめるし、ストレス解消にもなる。外出自粛で暗くなりがちな日本を少しでも明るく、元気にしたい」と夢を膨らませる。
 

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