継承へ モデル構築 収益“勝ちパターン”明示 JAぎふ

 JAぎふは、農業継承に向けた収益モデルの構築に乗り出した。主要品目について、栽培面積や収量、生産コストなどを考慮しながら、生産者が必要な収入を得るための条件を“勝ちパターン”として明確にする。個別の経営アドバイスに生かす他、新規就農者が自分の将来像をイメージしやすくし、新規就農増につなげたい考え。まずはエダマメで作成する計画だ。

 自己改革の一環で、農業者の所得増大に向けて営農経済部門の組織力を高めるのが狙い。県岐阜農林事務所、JA全農岐阜、JA岐阜中央会のJA担い手サポートセンターの協力と外部コンサルタントのサポートを受け、年内に収益モデルを仮設定し、来年度に検証を行う。完成した収益モデルは、就農を希望する人や部会などに公開し、もうかる農業を確立し、地域農業の活性化を図る。

 推進リーダーを務める園芸畜産課の馬渕清文次長は「生産者が生活できる環境を整備するため、多角的に分析してモデル構築につなげたい。収益性の改善や収益モデルづくりの活動が、持続性の高い組織の形成にもつながる」と話す。

 5月下旬には、JAえだまめ部会の若手に産地強化のシナリオ作成への協力を呼び掛けた。エダマメは初期の設備投資を抑えられるとともに、機械化によって規模拡大が期待できる。複数回の出荷ができる作物でもあり、JAと地域にとって重要な品目に位置付けていることから最初のモデル作成の候補とした。

 今後は数人の経営を検証し、単位収量のばらつきの原因などを探り、栽培方法の改善などの検討・実施・改善・検証をする。また、他品目にもモデル策定を拡大し、個別での経営改善を進めていく方針だ。

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