熱中症搬送 最多に 8月上・中旬 農林水で539人

 総務省消防庁の調べで20日、熱中症の症状で病院に救急搬送された人の数が1日から18日までの累計で3万1713人(速報値)に上り、2008年の統計開始以来、8月の過去最高を更新したことが分かった。そのうち農林水産分野の搬送者数は539人で、畑で亡くなる農家も相次いでいる。気象庁によると今後2週間の気温は平年並みか低くなり、9月から再び平年に比べ気温が高くなる見通しだ。同庁は「気温の変化も踏まえ、引き続き熱中症に注意してほしい」と呼び掛ける。

 1日から18日の累計は、月半ばにもかかわらず、最多だった昨年8月1カ月分の3万410人を上回った。

 今年は関東や東北などで7月中旬までは低温傾向だったが、7月末から35度以上の猛暑日となる地点が多く、8月に入り、連日のように犠牲者が出ている。徳島市(77歳男性、1日)、埼玉県熊谷市(80歳女性、3日)、福島県二本松市(91歳女性、4日)、千葉県鴨川市(93歳女性、7日)、長崎県諫早市(70歳男性、12日)など、全国各地の畑で主に高齢者が熱中症の疑いで死亡している。

 18日までの直近の1週間で熱中症によって救急搬送された人数は全国で7338人(同庁調べ)。昨年同時期に比べ1・6倍多い。

 世代別では高齢者が53%と過半を占める。場所は住宅が最多で3253人、田畑や森林、海など農林水産分野は122人だった。

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