現代の食 環境負荷 タンパク質過多 食品ロスで重く 農研機構

 農研機構は18日、日本の食料の生産から消費までの環境負荷を窒素量で測ると、現代の食生活は、豆類や魚介類を中心とした1970年の日本食よりも環境負荷が重くなっていることを明らかにした。現代の食生活は肉類が増え、タンパク質を取り過ぎている点と、食品ロスが原因で環境に悪影響を与えている。同機構は「食事摂取基準に沿った食生活や食品ロスの削減、窒素排出の少ない食品を選ぶなどの消費行動が環境問題の解決の鍵」としている。

 窒素は、食品のタンパク質中に「食べる窒素」として16%含まれている。同機構は、日本の食料供給量と摂取量中の窒素量と、食料の生産から消費の過程で国内外の環境中に排出される窒素負荷量(食の窒素フットプリント)を初めて推定した。

 分析は過去半世紀分で2015年現在の国内消費向けの「食べる窒素」のうち、22%はタンパク質の取り過ぎ、11%は食品ロスで無駄になっていた。

 嗜好(しこう)変化の影響をみるため、供給純食料中の窒素量が現在と同じだった70年の食生活に注目。現在の環境中に排出される食の窒素フットプリントは70年より19%多かった。
 

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