農水省畜産部→「局」に 組織再編案 米と園芸統合

 農水省が検討中の組織再編案の概要が18日、判明した。現在は生産局内にある畜産部を「畜産局」に格上げ。米政策を担当している政策統括官と、生産局の園芸作物部門などを再編し「農産局」とする。食料産業局の輸出関連部門と貿易交渉などを担当する大臣官房の国際部を再編し、「輸出・国際局」を新設する。

 局の名称はいずれも仮称で、9月末が締め切りの2021年度組織・定員要求に盛り込む方向で最終調整をしている。江藤拓前農相が退任直前の15日、こうした組織再編の必要性を提起していた。

 畜産局の新設は、産出額や輸出額が拡大している牛肉などの一層の輸出や生産基盤強化が狙い。一方、米は園芸作物などと一体的に政策を展開して収益性を高めたい狙いなどがあり、農産局に再編する。

 輸出・国際局は、農林水産物・食品の輸出額を30年に5兆円に増やす目標の達成に向け、体制を強化するのが狙いだ。各国との輸出入規制に関する交渉などを一元的に担わせる方針だ。

 局級の組織再編が実現すれば、15年度に政策統括官を新設して以来となる。国産農産物の利用拡大などに向け、食品産業を担当する部も設ける方向で調整している。

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