仏製マシンが四角く牧草ラッピング 積み上げ隙間なく 福島の佐久間牧場

4本のローラーが指先のように動いて牧草の塊を瞬時に包装する(福島県葛尾村で)

 直方体に束ねられた450キロの牧草を持ち上げた4本のローラーが、まるでお手玉を転がす指先のように動く──。福島県葛尾村で乳牛180頭を飼養する農業法人の佐久間牧場で、牧草を保管するため仏製のラッピングマシンが活躍している。

 機種はKUHN(クーン)社製の「ラッピングマシーンSW4004」。ロールベール兼用の機種で、直方体に包装すれば、隙間なく重ねられ集積場所の節約になる上、輸送の利便性も高い。

 油圧スライドシステムを採用しており、常に前進方向での作業が可能。移動時は幅2・5メートルになるため、代表の佐久間哲次さん(45)によると「狭い場所での移動も気にならない」という。

 佐久間牧場では、年間で牧草を約360個使う。カラスに突かれても穴が開かないよう、同牧場では12層に巻く。それでも牧草1個にかかる時間は40秒ほどだ。

 佐久間さんは「後継者が少ないのは、酪農に限らず農業全体の悩み。機械化で労働の省力化を進め、農業と縁がなかった人たちにも興味を持ってもらえたら」と話す。

 販売元の日本ニューホランドによると、スクエアタイプの機種は、大規模な牧草地が広がる北海道では他社製品も含め使用例があるが、本州での運用は珍しいという。
 

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