安田大サーカス HIROさん(お笑い芸人) 病から復活 野菜の助け 健康大事も伝える芸人に

安田大サーカス HIROさん

 は完全に健康です。40歳なんですが、血管年齢は27歳です。めちゃくちゃ健康になりました。体重は91・7キロ。これまでで最高記録、中3の時の198キロの半分以下です。

 昨年の6月16日に左脳室内出血という病気で倒れました。前日から頭痛があったのですが、嘔吐したので、これはヤバイと思って近くの病院に行ったら、そこからすぐに救急車で別の病院に運ばれました。そこからは記憶がありません。一時は命を取り留める確率は20%と言われたのですが、昨年12月20日、188日後に復帰することができました。人前に出るのは久しぶりで、緊張しました。

 入院中に10キロぐらい、退院後に30キロぐらい痩せました。健康のためのダイエットです。病院食のメニューを覚えていて、それを家でも実践しました。月に1回ぐらいはぜいたくをしますが、焼き肉でもこれまでは2キロ、3キロと食べていたのが、今は2、3枚です。今までは不健康でしたから、これからは皆さんに健康の大切さを知ってもらって、心配をかけた皆さんにお返ししていきたいと思っています。

 は唐揚げ、とんかつなどの揚げ物が好きで、食卓は全部茶色でした。野菜は一切なくて、それを毎日お腹いっぱい食べていました。実家は当時、すし屋だったので、おすしもいっぱい食べていました。釜揚げしらすもよく食べました。味付けはしょうゆだけの丼です。

 中学時代に相撲で全国大会に出場して、中村部屋の富士桜親方からスカウトされました。学校を卒業して中村部屋に入ったのですが、1年ぐらいで病気をして、相撲を辞めました。その後は漁師やトラックの運転手をしていましたが、23歳の時に芸人になりました。

 ずっと「デブ芸人」でしたが、これからは健康をPRしていきたいと思っています。今回、病気で倒れて最初に目覚めた時、母が泣いているのを見ました。もう一回泣かしてはいけないと思いましたね。芸人としてはデブであることも大事でしたが、一番は家族のために長生きしようと、本気で健康ということを意識するようになりました。これまでは仕事でダイエットもしたけれど、本気ではなかった。今は一生ダイエットです。

 々は料理もします。塩分控えめで、1食2グラム、1日6グラムに抑えます。最近は「ワンプレート」に習って、「ワン丼」にしています。ご飯は150グラム。その上に野菜と肉。野菜もちゃんと食べています。でも誘惑は本当に多いです。新幹線に乗っても、大阪から乗る時は、551蓬莱(ほうらい)の豚まんの匂いがすごいですから。(相方の)クロちゃんと一緒の時は、弁当をガツガツ食べられるのでつらいですね。

 痩せてからの皆さんからの反応はいろいろです。ツイッターでは「気持ち悪い」とよく言われます。目を見開き過ぎとも言われるんですが、僕としては普通なんです。これまで目が細くなっていただけなんで。

 ニラが大好きなんですが、値段は結構高いですね。いろいろ事情もあるでしょうが、もう少し野菜が安くなってほしいですね。そう思うのは、これまでは一切食べていなかった野菜を、それだけ食べるようになってきた証拠なんですよ。野菜を食べてこれだけ健康になれたので、今はいっぱい食べています。ファストフードはおいしいけれど、絶対野菜の方がいいですよ。美容にもいいし(笑)。こんなに変わるとは、自分でも思いませんでしたね。(写真・聞き手 ジャーナリスト・古谷千絵)

<プロフィル> ひろ

 2001年に団長安田、クロちゃんの3人でお笑いグループ「安田大サーカス」を結成。和歌山県出身で、和歌山の特産品をアピールし、地元の産業を盛り上げたいと活動中。一般社団法人和歌山市観光協会の「和歌山市観光発信人」も務める。

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