柿のれん おいしい競演

専用干し場に柿をつるす佐藤部会長(福島県伊達市で)

福島・JAふくしま未来


 全国有数のあんぽ柿産地、JAふくしま未来管内で、柿を干し場につるす加工作業が最盛期を迎えている。きれいなオレンジ色の柿がつるされる光景は「柿色のカーテン」と呼ばれ、この時期の風物詩だ。

 伊達地区では11月上旬から原料となる「蜂屋」「平核無」の収穫を開始。中旬から加工作業が本格化した。

 JA伊達地区あんぽ柿生産部会の佐藤孝一部会長は、震災後最多となる約13トンを加工する。約35日間自然乾燥させ、あんぽ柿として出荷。「収穫量が多く、大きく生育した。作業も順調、天候に期待しながら最高量を出荷したい」と期待する。

 JAのあんぽ柿は、京浜地方などの市場へ出荷される。生産量90%以上を占める「蜂屋」は12月上旬から本格的な出荷が始まり、3月下旬まで続く。

 

伊自良連柿をつり下げる佐村さん(岐阜県山県市で)
 

岐阜・山県市伊自良地区


 岐阜県山県市伊自良地区では、飛騨・美濃伝統野菜の渋柿「伊自良大実柿」が家庭の軒先に干され、見事なオレンジ色のカーテンとなっている。約20日間で白い粉が噴き出し、甘味が凝縮された「伊自良連柿」が完成する。

 同市掛地区の佐村良一さんは、約20アールで「伊自良大実柿」を栽培。毎年11月上旬から収穫した渋柿を3個ずつ横に串刺しにし、串10本を一連にした後、日当たりの良い軒先に干す。600連を吊り下げる佐村さんは「伝統を若い世代に広め、後世に残したい」と話した。
 

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