ネギ高止まり4割高 干ばつで停滞、細物多く

 ネギの相場が高止まりし、平年の4割高を付けている。夏場に長雨による生育不良が発生し、年明けも干ばつで各産地とも生育が停滞。平年よりも1割程度少ない入荷が続く。今後、適度な降雨や気温上昇で入荷は回復に向かうが、細物が多く、上位等級を中心に高値を維持する見通しだ。

 2月中旬の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は、1キロ437円。平年(過去5年平均)比42%高で、同時期では過去5年間の最高値を付けた。7卸販売量は884トンと同7%減。年明け以降、徐々に減る時期ではあるが、平年比1割減のペースが続く。

 東京都内の卸売会社は「主産地の関東産が年明け以降、低温と干ばつで生育が停滞し、高止まりしている」と話す。2月に入って増量する品目が多いが、「ネギは回復が遅れている」という。

 要因の一つが、昨年夏の長梅雨だ。千葉県内の主産地JAは「ネギは湿度に弱い。梅雨時に雨量が多く、株がなくなったり根傷みを起こして生育が遅れるなど、サイクルが崩れた」と説明。1日出荷量は平年より3割少ない日もある。他県産も似た状況で、埼玉、茨城産の東京都中央卸売市場の2月中旬入荷量は、多かった前年よりも3、4割少なかった。

 関東に展開するスーパーのバイヤーは、「これだけ高いと扱いづらく、相場安のホウレンソウなど他の葉茎菜類の仕入れを増やしている」と話す。適度な降雨と気温上昇で増量が見込まれるが、卸売業者は「細物が多くて等階級間の価格差がつきやすく、3月前半までは上位等級中心に高値を保つ」と見通す。

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