スイーツや茶でクロモジ特産化 爽快な香り魅せられ 岡山のカフェ

「若者世代とコラボし地元を盛り上げたい」と話す柴田さん(右)と山本さん(岡山県真庭市で)

 移動車カフェ「32’scafe(さにーずかふぇ)」を運営する岡山県新庄村の柴田晴江さん(36)は、爽やかな香りが特徴のクロモジの枝や葉を茶やスイーツに活用し、人気だ。クスノキ科の落葉低木で、香水やつまようじにも使われる。真庭市の「ジェラート醍醐桜(だいござくら)」の山本英伸さん(36)と組んで、ジェラートも商品化。新たな特産品として注目を集めている。

 大阪府からUターンした柴田さんは、十二指腸潰瘍を患い、父が飲ませてくれたクロモジ茶の香りに衝撃を受けた。クロモジ茶は、胃腸や自律神経の調子を整える効能も期待でき、地元では不調時に飲まれている。

 カフェ運営を始めた柴田さんは「目玉商品に村の材料を使おう」と考え、クロモジに着目。2015年から茶やスイーツなどに使い、人気を集める。

 この活動を知った山本さんがジェラートの商品化に協力。茶を煮出して自社牧場のジャージー牛乳と合わせ、ジェラートにした。煮出し時間など試作を繰り返し、口に入れると、クロモジの甘い香りが広がり、濃厚なジャージー牛乳の味も楽しめるように仕上げた。

 岡山市の百貨店内の甘味どころで、クロモジのジェラートを使ったパフェを2月から販売することも予定されている。

 柴田さんは地元のJAまにわフレッシュミズ部会の会長を務める。移動カフェで県内外に出向く他、商品をネット販売でPR。「クロモジを新しい産業として確立させたい」と意気込む。

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