キュウリ相場高騰 需要ピークも曇天で入荷減 10年間で最高

 キュウリなどの果菜類の相場が高騰している。節分の「恵方巻き」で需要が高まるキュウリの1月下旬(27日まで)の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ572円と過去5年平均(平年)比4割高で、過去10年の同時期でも最高値。ピーマンも1キロ727円と平年比1割高。曇天で主力の西南暖地産と後続の関東産の出荷が少ないためだ。2月上旬まで堅調が続く見込みだ。

 果菜類で品薄高が顕著なのはキュウリ。1月下旬の価格は平年比で43%高。東京都中央卸売市場大田市場の27日の入荷量は123トンで前年同時期比2割減。価格は宮崎産1ケース(5キロ・AS級・高値)が4860円と前週比1404円高だ。

 JA宮崎経済連の日量は130トン前後と前年を下回る。「曇天が続き生育が進まず年明け以降、数量が伸びない。この気候が続けば2月上旬も増量は見込みにくい」と話す。後続のJA全農ちばの日量は45トン前後と「平年比2割減」。「実需から荷を求める声は強いが、この天候が続くと対応できない」という。

 今週は恵方巻き向けの仕入れがピーク。卸売会社は「食品ロス削減運動で注文数は減っているが一定需要はある。小売りは価格を一段高めに設定している」という。首都圏のスーパーは宮崎産キュウリを前週比1本20円高の88円(税別)で販売。「恵方巻き向けに業者が買い込み、相場が高い」(同)と話す。

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