速報性でデジタル媒体にかなわなくなったとはいえ、信頼度ではトップを走る

 速報性でデジタル媒体にかなわなくなったとはいえ、信頼度ではトップを走る▼全国世論調査(新聞通信調査会)の新聞評価である。人気を博した映画「新聞記者」は、官邸会見でただ独り鋭い質問を繰り返す東京新聞の望月衣塑子記者が書いた同名の著書を脚色した。都合の悪いことは隠したがる為政者相手に、一歩も引かず追及する姿勢は見習う点が多い。安倍政権への同調圧力が強まる中、「気骨のある記者に新聞全体が救われた」との評価も▼本当の情報は強い。昭和初期に創刊した、本紙の前身「市況通報」は、正確な市場価格を届けることが使命だった。それが、不当な買いたたきから農家の生活を守る“盾”となった。今も、1面の「日農INDEX」や市況面でその精神を受け継ぐ。農業やJA運動に役立つ情報もお届けする。時に辛く、時に激励を込めて▼きょうは「新聞をヨム日」。多くの媒体が乱立し、1日に新聞を読む時間は30分に満たない。なんとか目に留まってほしいと知恵を凝らし、瞬時に伝わる見出しをひねり出す。編集担当者の腕の見せどころである▼昨日の本紙3面に死亡記事が一つ。「ニコルさん死去」。英国生まれの79歳。長野県に移住し日本国籍まで取って、森林や山里の再生に尽力した。その功績を偲ぶ。
 

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