アイス販売前年割れ 19年度 コロナ禍、業務用苦戦

 2019年度のアイスクリーム類・氷菓の販売額(メーカー出荷ベース)は前年比0・7%減の5151億円だったことが日本アイスクリーム協会の調べで分かった。一部商品で価格改定があったが、7月の天候不順や、2月以降の新型コロナウイルス禍による業務用の落ち込みが響き、販売額は8年ぶりに前年を下回った。

 全国の会員企業が報告した販売実績を基にまとめた。上期は、7月単月が天候要因から前年比20%減となったことが響き、3・3%減の3165億円。下期は、暖冬で挽回したものの、業務用の不振が響き3・8%増の1986億円にとどまった。

 種類別では、アイスクリームが0・1%減の1512億円、アイスミルクが2・9%減の1055億円、ラクトアイスが0・2%減の1675億円で、いずれも前年を下回った。氷菓は0・2%増の909億円。

 タイプ別では、もなか(4・8%増)や詰め合わせ商品のマルチパック(2・1%増)は増加したが、紙カップ(5・5%減)やプラカップ(4・4%減)、スティック(0・8%減)は減少した。全体の1割を占める業務用はコロナ禍が響き、12・9%減だった。

 日本農業新聞による主要メーカーへの聞き取り調査では、コロナ禍で外出自粛の動きが強まった3~6月は、市販用の販売が堅調だった。内食需要が伸びたためで、市販用の市場は前年同期比でおおむね5%増。家族向けに利用しやすいマルチパックタイプは15%程度の増加と好調だった。
 

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