[10月2日 直売所の日] 品質向上へ「シール」集めて きょうからキャンペーン 愛知・JA尾張中央

産直商品に貼られた「グーピーポイント」シール。集めると抽選で商品券が当たる(愛知県小牧市で)

 愛知県のJA尾張中央は1日から、農家の所得向上と産直施設の活性化を目指したキャンペーンを始める。目ぞろえ会や研修会の出席状況に応じて、商品に貼るポイントシールを生産者に配布。消費者が商品に付いたシールを集めて応募すると、抽選で商品券が当たる。生産者は消費者から選ばれる商品作り、消費者は普段の買い物の特典、産直店舗は利用者のリピーター確保と、三者にそれぞれメリットが循環した仕組みになっている。
 

生産者→やる気 消費者→お得感


 JAの産直施設では、出荷者向けの研修会や目ぞろえ会への出席率が下がりつつあった。農産物の荷姿がばらつくなど品質面の乱れも発生。売れ残り回避のため生産者間で値引き競争が起こるなど、農家所得にも影響が出始めた。

 JAは状況の改善を目指し「Let’s go産直!キャンペーン」を企画。目ぞろえ会や各研修会への参加、営農企画課が推進する計画作付け品目に取り組む出荷者に対し、出席回数などに応じ「グーピーポイント(GP)」と名付けたシールを配る。

 GPは産直施設への出荷物のうち良品にだけ貼ることができ、商品の価格も1GPは300円以上、0・5GPは150円以上に限定。値引きもしない。消費者が商品に付いたシールを20ポイント分集めて応募すると、抽選で500人に500円分の商品券が当たる。

 研修を通した良品率の向上や値引き競争の歯止めで、本来の「新鮮・安全・安心」を売りにした販売で産直ブランドを確立。最終的には農家の所得向上につなげる。

 JA営農指導課の森藤道徳課長は「今まで以上にJAと生産者が密に関わり合うことが、農家の所得向上、産直施設の活性化につながる。今後も生産者と良品質・安全安心の共通意識を持って取り組んでいきたい」と意気込む。

 キャンペーンの応募期間は来年9月30日までで、四半期ごとに抽選をし、当選者には順次引換券を送る。
 

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