まさおのこんにゃく 北海道厚沢部町
2021年03月02日

北海道厚沢部町の畑作農家、木村容男さん(70)が手作りする。北海道でコンニャク芋の栽培は珍しいが「以前、山形で食べたこんにゃくの味が忘れられなかった」という木村さんが、約10年前に栽培を始めた。
群馬県の農家へ視察に行き、施肥量や収穫後の保存方法を学んだ。自宅に隣接した加工場で蒸して砕いた芋の練り方を工夫するなど、試行錯誤を経て納得の味を完成させた。
歯触りが良く、二度ゆでしているので臭味がなく、刺し身でも食べられる人気商品だ。
1個入り1袋380円。地元の厚沢部町の道の駅や函館市内のスーパーなどで販売する。
問い合わせは木村さん、(電)090(8901)0164
群馬県の農家へ視察に行き、施肥量や収穫後の保存方法を学んだ。自宅に隣接した加工場で蒸して砕いた芋の練り方を工夫するなど、試行錯誤を経て納得の味を完成させた。
歯触りが良く、二度ゆでしているので臭味がなく、刺し身でも食べられる人気商品だ。
1個入り1袋380円。地元の厚沢部町の道の駅や函館市内のスーパーなどで販売する。
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また時短、限界 消費しぼむ
外食
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2021年04月10日
時は、米自由化問題に揺れていた頃
時は、米自由化問題に揺れていた頃。その人の話を聞きたくて、舞台開演前の楽屋に押し掛けた▼劇作家で小説家として名をはせていたが、米問題の大家であった。しかも自由化反対の急先鋒(せんぽう)。ついでながら本紙の厳しい読者でもあった。約束の1時間、とにかく語る語る。その熱量と知識量に気おされた。きょうが忌日の井上ひさしさんである。没して11年。警告はいまに生きる▼創作の根っこに「米」や「農村」があった。『吉里吉里人』執筆の動機を「このままでは、日本の農村は壊滅してしまう」と考え、「現代版農民一揆を書いた」とある(『コメの話』)。筆先は、「大旦那アメリカからのご命令」をひたすら拝聴し、つき従う日本にも向けられた。「わたしたちは本当に自立しているのであろうか」と▼自ら考え、行動する力を磨くために日本語を鍛え直せとも言った。「日本語という思考の根拠地」をなくした国民に未来はないという警句を胸に置く。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに…」。井上文学の神髄である▼米と日本語を粗末にするこの国の行く末を案じた作家のことを思い起こす時代が、再び巡って来た。
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2021年04月09日
JA相談機能強化 経営支援へ人材育成を
大規模化が進む地域農業の担い手に対して、経営戦略や営農計画などの策定、実践を支援する総合的な相談機能の強化が、JAには求められている。経営環境の変化に対応した提案で目標達成や経営改善に貢献し、JA事業への満足度の向上につなげたい。
効率的な農業経営に向けて担い手の大規模化が進む。担い手への農地の集積率は徐々に高まり、2009年度の48%から19年度には57%になった。複数の市町村で農地を利用する農地所有適格法人は19年が2243に上る。
一方、JA全中の調査によると、生産販売データに基づく経営コンサルティングを実施しているJAは20年度で、個人対象が16%、法人対象が9%だった。
JAグループは、第28回JA全国大会で農業所得の増大に向けてコンサルティングの強化を決議した。JA全中は組合員の経営支援ができるJA職員を育成するため、営農指導員にとって上位資格の一つとなる「JA農業経営コンサルタント」の資格を新設。21年度から本格実施する。
JAの担当職員には、どのような能力が求められるのか。先行するJA滋賀中央会の取り組みを参考にしたい。
農家組合員の経営課題の解決策を提案する能力を備えた職員の育成を20年度、県域で開始。コンサルティングを行う職員に求められることとして農業、農政、経営戦略、マーケティング、財務の知識などに加え、経営課題を聞き取り、整理・分析し、改善提案ができることを挙げる。経営課題を聞き取る傾聴、承認、質問をする能力と、農業者の経営を良くしたいという強い意識が必要だとした。
これらの知識と能力は、座学だけでは難しい。そこで研修には、営農指導員らが、農業法人の経営者から課題を聞き取り、整理・分析した上で具体的な経営改善策を提案する実習を取り入れた。JAグループの県域で、こうした実習を取り入れたのは全国初だという。同中央会は、滋賀県のJAでは、販売額の大きい農業法人との関係構築が今後、求められているとみている。
JAの営農指導員は、他のコンサルタントよりも生産現場をよく知っていることが最大の強みだ。コンサルティング能力を身に付けた職員が担い手の多様な悩みを解決し、JAとの関係強化につなげたい。JAが相談機能強化に注力するのは農業経営だけではない。神奈川県のJA相模原市は、メガバンクなどに対抗するため総合事業を生かした資産相談に取り組む。
JAに求められるコンサルティングの分野と能力はさらに多様化するだろう。営農や暮らしなど各分野の環境変化に対応した提案ができる人材を育成しよう。
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2021年04月08日
正直な政治家を探すのは、八百屋で魚を求めるがごとし
正直な政治家を探すのは、八百屋で魚を求めるがごとし。いや、いました。麻生太郎副総理が▼よく失言でたたかれるが、自分に正直過ぎるからポロリと本音が漏れるのではないか。例えば、若者と新聞に関するこの発言。「10代、20代、30代というのは一番新聞を読まない世代だ。新聞を読まない人は全部自民党(支持)であり、新聞を取るのに協力しないほうがよい」。3年前、自派閥の会合でそう語った▼若者の保守化と新聞購読の相関関係は分からぬが、いまや新聞離れは若者に止まらない。10年で約1400万部、この1年だけで約270万部も減った。麻生理論でいけば、自民党の支持はいよいよ盤石であろう。だから数々の不祥事も余裕で受け流しているのか▼今日は日付に絡めて「新聞をヨム日」。紙離れの中、援軍もいる。昨年亡くなった英文学者の外山滋比古さんが提唱したのが「新聞大学」。以前、小欄で紹介すると、「ぜひ、入学したい」と問い合わせがあった。「新聞大学」とは、自宅にいながら毎日、最新情報が得られる新聞こそ最良の知のテキストだということ。いささかこそばゆいが、糧にしたい▼当欄も若者からご年配まで入学してもらえるような「コラム学科」でありたい。
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2021年04月06日

黒糖バター JAおきなわ
原料の黒糖は小浜島産で、JAおきなわが運営する製糖工場で作られたものだ。石垣島産の塩も使う。
沖縄黒糖の消費拡大のため開発から発売まで、JA女性部が全て企画した。試行錯誤して黒糖とバターの配合バランスを整えた。黒糖の風味をしっかりと感じられ、黒糖の粒をあえて残すことで食感を楽しめる。
口コミで人気が広がり、予約待ちの状況となっている。1個(70グラム)500円。石垣市のJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で販売する。
問い合わせはJA八重山地区本部、(電)0980(82)2005。(沖縄)
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2021年04月06日
一村逸品の新着記事

ごはんのおとも 宮城・JA新みやぎ
JA新みやぎみどりの地区の振興作物であるネギ類を中心に、トマトや生シイタケなどを使っている。和食の主役「ご飯」をよりおいしく食べるために開発した。「ネギたっぷり旨辛醤油麹(うまからしょうゆこうじ)」「ネギたっぷりラー油」「ネギたっぷりキムチ」「トマト醤油麹」「しいたけ醤油麹」の5種類。
添加物はほとんど使っておらず、ご飯やおにぎりの具としてはもちろん、調味料としても活用できる。
1瓶(130グラム)「ネギたっぷりラー油」が518円。他4種は464円(同)。元気くん市場仙台南店・同仙台店などで販売中。問い合わせはJA新みやぎみどりのマーケティング室、(電)0229(87)3344。
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2021年04月08日

う米豚肉まん・あんまん 北海道・JA道央
北海道のJA道央が地元食材で作り、幅広い世代に愛されている。
肉まんには、千歳市のブランド豚「う米豚(まいとん)」を使用。ふんわりとした生地に肉がぎっしり詰まって食べ応えがある。あんまんは、小豆「エリモショウズ」を低糖で仕上げた。上品な甘さが好評だ。冷凍での販売で、1個当たりの重さは200グラムとボリュームも満点。
1個450円前後(店舗によって異なる)。JAのオンラインショップや管内の直売所、新千歳空港、ホクレンくるるの杜で販売。問い合わせはJA道央営農生産事業本部園芸特販課、(電)011(370)1611。
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2021年04月07日

黒糖バター JAおきなわ
原料の黒糖は小浜島産で、JAおきなわが運営する製糖工場で作られたものだ。石垣島産の塩も使う。
沖縄黒糖の消費拡大のため開発から発売まで、JA女性部が全て企画した。試行錯誤して黒糖とバターの配合バランスを整えた。黒糖の風味をしっかりと感じられ、黒糖の粒をあえて残すことで食感を楽しめる。
口コミで人気が広がり、予約待ちの状況となっている。1個(70グラム)500円。石垣市のJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で販売する。
問い合わせはJA八重山地区本部、(電)0980(82)2005。(沖縄)
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2021年04月06日

はとむぎチョコ JAしまね斐川地区本部
JAしまね斐川地区本部が販売するチョコレート菓子。西日本最大のハトムギ生産量を誇る出雲市斐川町産を100%使用する。定番のビターとミルク味に加え、昨年、抹茶味を発売した。
パフ状のハトムギがチョコレートでコーティングされ、さくさくの食感とハトムギの香ばしさが広がる。ハトムギは健康や美容に良いとされる栄養成分が豊富で、チョコなどの加工品は贈り物としても好評だ。
JA店舗や島根物産館、インターネットなどで販売。抹茶300円、ミルク230円、ビター290円。問い合わせはJAよい食工房、(電)0853(73)9186。
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2021年04月05日

ムラング ゆず 栃木県芳賀町
洋菓子店「リジェール」が製造する焼き菓子。ムラングとは、フランス語で卵白に砂糖を加えて泡立てたメレンゲのこと。ゆず味は、JAはが野管内の茂木町産のユズ粉末を使う。ゆずの他、イチゴや黒ごまなど5種類を周年販売し、季節限定の味も展開する。
同店は芳賀町産の卵で菓子を製造し、カスタードクリームなどに卵黄を使う。余る卵白を活用した商品としてムラングを思い立った。同店の他、JA友遊直売所で販売している。ゆず味は、同直売所で1袋(約10個入り)216円。
問い合わせは同直売所、(電)028(677)6466。
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2021年04月02日

金沢すいかカレー 石川・JA金沢市
金沢市の日本海に面した砂丘地で栽培される「金沢すいか」を使ったレトルトカレー。JA金沢市オリジナルカレーとしてイベントで試験販売したところ、異色のコラボレーションとあって反響が大きく、2020年に商品化した。
「金沢すいか」の果汁を水分代わりにして仕上げる。甘味がカレー本来の味わいをまろやかに引き立てる。大きくカットされた国産豚肉も好評を博し、老若男女問わず人気の逸品だ。新型コロナウイルス禍の影響もあり、ネット販売の需要が高まっている。
1袋(180グラム)390円。問い合わせは、JA金沢市直販企画課、(電)076(237)0511。
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2021年04月01日

ぬまづ茶 静岡・JAなんすん
静岡県沼津市を舞台とするテレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の主人公「高海千歌」を起用した、JAなんすんオリジナルデザインのコラボレーションパッケージ。
全国に沼津茶をPR・販売し知名度を高め、農業所得を向上させるため、東京都のアニメ制作会社サンライズと共同で開発した。沼津茶を急須で入れた際に「緑茶本来の香りが楽しめ、味もおいしい」と話題になっている。
1袋(100グラム)1080円。JAホームページ(JAタウンネットショッピング)、JA製茶工場、緑茶館ぬまづで購入できる。
問い合わせはJAなんすん製茶工場、(電)055(921)0335。
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2021年03月31日

ひとめぼれ米粉うどん しいたけうどん JA秋田しんせい
JA秋田しんせいが開発・販売するうどん乾麺。米粉うどんは、JAの独自ブランドの「土づくり実証米」を使い、ツルツルとした喉越しと滑らかな舌触りが特徴だ。しいたけうどんは、JA管内の菌床しいたけメガ団地で出た規格外品を使用。うま味と栄養を麺に練り込み、風味のある麺に仕上げた。
管内のAコープで販売している他、由利本荘市、にかほ市のふるさと納税の返礼品として使われている。
米粉うどんは1袋(200グラム)220円(税別)、しいたけうどんは同330円(同)。問い合わせはJA秋田しんせいAgri・Food未来企画課、(電)0184(27)1661。
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2021年03月29日

さぬき松ぼうろ 高松市
JR高松駅近くの和菓子店「御菓子処(どころ) 湊屋」の3代目、佐藤亮太郎社長が香川県独自米「おいでまい」の米粉や白みそ、和三盆を使って開発した。
高松市は盆栽の一大産地であることから、松の葉や幹をイメージ。米粉の割合や焼成温度などを試行錯誤して、サクッとした食感のボーロに仕上げた。竹炭を混ぜて黒く焼き上げた「白みそ味」と、緑色の「抹茶味」の2種。若い人にも手に取ってもらおうと、パッケージもモダンなデザインを考案した。
紙袋入り(50グラム)378円、缶入り(90グラム)972円。同店やJA香川県の「高松盆栽の郷(さと)」、土産物店、道の駅などで販売する。問い合わせは湊屋、(電)087(821)8634。
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2021年03月25日

南薩コンフィチュール「金柑(きんかん)とたんかん」 鹿児島県南さつま市
鹿児島県南さつま市の「南薩の田舎暮らし」が製造。同市の特産物のキンカンとタンカンの両方を使ったマーマレード。収穫を迎える3月にしか製造せず、旬にこだわる。
タンカンの新鮮な香りとキンカンの濃厚な甘味が特徴。パンやヨーグルトと一緒に食べるのがお勧め。製造する窪壮一朗さん(38)、菜つみさん(35)夫妻は「マーマレード特有の苦味を抑えているので、苦手な人にこそ食べてほしい」と話す。
1瓶(130グラム)600円。JA南さつま直売所「大浦ふるさとくじら館」やインターネットで販売する。注文、問い合わせは、(電)090(5767)9768、または「南薩の田舎暮らし」ホームページ。
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2021年03月24日