北陸地方の24時間予想降雪量は多いところで、15日に20~40センチ。16日が60~80センチ。雪を伴った非常に強い風も予想されている。
地震や津波で甚大な被害に遭った珠洲市では13日、時折激しい吹雪となり、自宅の様子を見に行く住人や物資を届ける緊急車両の視界を奪った。
「これ以上降ったら屋根も落ちちゃうよ」。珠洲市の沿岸部にある宝立町白山の実家を見に来た菅田康隆さん(66)は、吹き付ける雪を顔に受けながら不安を口にした。
実家は激しい揺れで床が抜け、天井が落ち、部屋の中では雨漏りが続く。「地震後一番降ったんじゃないかな。雪で被害が悪化するかもしれないから片付けもできない」と肩を落とす。