中韓で無断流通か 日本の種苗36種 紅ほっぺ、紅まどんな…

 中国と韓国のインターネットサイトで販売されている種苗に、イチゴ「紅ほっぺ」など日本で品種登録された名称のものが少なくとも36品種あることが24日、農水省の調査で分かった。いずれも育成者権者の許諾を得ておらず、無断持ち出しの可能性もある。両国での品種登録がなく、販売差し止めは困難という。

 調査は輸出重点品目の稲、イチゴ、サツマイモ、かんきつ、リンゴ、ブドウ、茶などから737品種を選定。委託事業者を通じて7月に調べた。その結果、36品種で同じ名称や想起させるような名称の種苗が販売されていることが分かった。

 イチゴは計10品種が中国のサイト上で見つかった。佐賀県の「さがほのか」は13件あり、「佐賀清香」との商品名が使われていた。静岡県の「紅ほっぺ」は「紅顔」などの名称で28件あった。愛媛県のかんきつ「紅まどんな(愛媛果試第28号)」や「甘平」は中国だけでなく、韓国でも品種名を想起させるものが販売されていた。これらの種苗が実際に日本の登録品種か、名称だけの使用かは不明だ。

 同省は、海外での品種登録を進めるため、出願経費を支援。また国内での栽培に限定するなど、利用条件を付けられるようにする種苗法改正案を通常国会に提出。継続審議となっている。

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