マタタビ 血行良くし疲労回復

虫こぶができたマタタビの果実

 マタタビは山地に生える落葉樹です。猫にやると、よだれを流して体を地面に擦りつけて、気持ちよさそうに転げ回ります。イソイリドミルメシンやアクチニジンという成分の影響です。

 人間にとっては、体を温めて血行を良くする働きがあります。疲労回復の作用もあります。名前の由来は、旅に疲れたときに食べると元気が出て、また旅ができるということからきています。薬用には、虫こぶになった果実を使います。虫こぶは、花のつぼみにマタタビタマバエ類が産卵することでできます。虫こぶのない果実には薬効はありません。
 

採取


 採取適期は、秋から初冬にかけてです。実は葉の根元に多くつきます。熱湯を掛けた後、むしろなどに並べて天日で10日ほど乾燥させると、表面にしわができて堅くなります。これを生薬で木天蓼(もくてんりょう)と言います。
 

使用法


 木天蓼10~20グラム(ひとつかみ)を鍋に入れ、水500ミリリットルでせんじます。これが1日分の量です。3回に分け、食間に服用してください。

 薬酒もお薦めです。木天蓼200グラムと、同量の氷砂糖かはちみつ、ホワイトリカー1.8リットルを、瓶などの密封容器に入れて漬けます。約3カ月冷暗所に置き、黄金色になったら飲みごろです。朝夕に10~15ミリリットル(大さじ1杯)ずつ飲むと、疲れ知らずになれます。飲む時は布でこしてください。酒に弱い人は水で割り、甘いものを好む人は砂糖を加えると飲みやすいでしょう。 

 

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