ウラジロガシ 結石抑え溶解作用も

尿路結石などに効果があるウラジロガシ

 ウラジロガシは常緑広葉樹林帯の内陸部に自生し、林を形成する代表的な樹木の一種です。

 ウラジロガシの葉は他のシラカシ、ツクバネガシなどカシ類の葉と同様に革質で、披針(ひしん)形から楕円(だえん)形で、葉縁部に鋸歯(きょし)があり、縁はやや波状です。葉の先はとがっています。若い葉では全面に淡黄緑色の軟毛が密生しています。葉の裏面はろう質を分泌して粉白色となることから「ウラジロガシ(裏白樫)」がつけられました。「ドングリ」と呼び親しみのある殻斗(かくと)は長さ15~20ミリの楕円形か長楕円形です。
 

採 取


 薬用には葉と小枝を使い、採取は一年中可能で、必要に応じて採取します。葉は細かく刻んで、天日でよく乾燥させます。  

 

使用法


 ウラジロガシは日本の代表的な民間薬の一種です。四国の徳島地方では昔から、葉と小枝を胆石、腎石、尿路結石症などに用いてきました。薬理試験でも胆石症、腎石症、尿路結石症に用いて結石の形成が抑制され、また結石の溶解作用もあることが確認され、現在では各地で用いられています。

 尿路結石などには細かく刻んだウラジロガシの1日量50~70グラムに水700~1000ミリリットルを加えて煎じます。沸騰させ、さらに3分の1に煮詰めて、1日数回服用します。

 ウラジロガシと一緒にカキドオシ(生薬名は連銭草=れんせんそう)の1日量20グラムを追加して煎じたものは、効き目が一層あると言われています。

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