ハクサイダニ 連作避けて除草管理

ハクサイダニの成虫

特 徴


 ハクサイダニは、露地ハクサイで被害が多く見られていたが、近年は福島県内ではビニールハウスのシュンギクに被害が見られている。本種はムギダニ同様、ミドリハシリダニ科のダニだ。

 加害植物は小松菜、ハクサイ、水菜などのアブラナ科の他にシュンギク、ホウレンソウなどだ。加害された作物の葉は銀白色を呈する。幼苗期に多数の寄生があると枯死してしまうこともある。

 発生回数は年1、2回といわれている。福島県での無加温ビニールハウスでの成虫発生は、1回目が11月中旬から12月、2回目は1月下旬以降だ。2回目の成虫が産んだ卵は休眠卵であり、休眠卵は土壌中で夏を越す、いわゆる夏休みをする。
 

防 除


 防除時期は成虫が発生する12月以降と考えられる。これまでの試験結果では、合成ピレスロイド剤など数種の薬剤で効果が認められているが、適用のある登録農薬はない。

 対策には、前年に多発した圃場で連作を避ける。周辺雑草にも寄生するため、これらが発生源とならないように除草管理を実施することが重要だ。

(福島県農業総合センター生産環境部専門研究員・荒川昭弘)
 

注 意


・記事中の農薬は掲載日時点の登録薬剤です。
・筆者の役職は当時の役職です。
・掲載日:2013/10/2

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