先日、幼児連れで飛行機に乗った

 先日、幼児連れで飛行機に乗った。隣の若い男性がじろりとにらむ。むずかるたびに肩身が狭くなった▼だからか。日航や全日空は、座席予約時に「幼児マーク」を表示する。赤ちゃん連れと分かるので、嫌ならその席を外して予約できる。世知辛いとみるか、サービスとみるか。泣き声は赤ちゃんの専売特許だが、子ども受難の時代ではある▼きょうは30年前に国連が「子どもの権利条約」を採択した日。「世界子どもの日」として定着した。条約の12条はうたう。「子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません」(「日本ユニセフ協会」抄訳)▼ユニセフによると、世界で年間560万人が5歳の誕生日を迎えることなく亡くなる。1億5200万人が児童労働を強いられ、6300万人が小学校に通えていない。13歳から15歳の子どもの3人に1人はいじめを受けている。日本では悲惨な児童虐待が後を絶たない▼虐待問題に取り組む日大危機管理学部の鈴木秀洋准教授は言う。「『子育て』『子育ち』は誰もがたどった道。子どもの命と笑顔を守るため、みんなが当事者に」と。子どもは未来。大人が未来を閉ざしてはならない。

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