労務管理ぐんと省力 作業進捗把握シフト作成も 施設園芸向けIT企業 

 ITベンチャー企業「はれると」は、農作業の進捗(しんちょく)確認や従業員のシフト作成を省力化できる施設園芸向け労務管理システム「agri―board(アグリボード)」を開発した。従業員がタブレット端末で作業内容や希望のシフトを入力し、管理者がリアルタイムで一元管理できる。作業効率の分析もでき、シフト管理の最適化につながる。2月からサービスを始める予定。

 管理者は、パソコンがあれば遠隔地でもデータを確認。従業員の希望を集約し、シフト表も作成できる。同社によると、紙での管理に比べ、デジタル化でミニトマトなら1時間当たり生産力を1、2割向上できるという。区画ごとの収穫実績や作業別、個人別の作業時間や効率も分析できる。

 タブレット端末の導入目安は、50人規模の農場で4、5台。利用料金は、登録従業員1人につき1カ月当たり800円(税別)からを予定する。同社の岩本佑太社長は「従業員全員に端末を配る必要がなく、画面が大きく入力間違いも防げる」と話す。1、2年以内に、人工知能(AI)を使って作業効率を反映した最適なシフトを自動作成する機能を搭載する予定だ。

 愛知県豊橋市でミニトマトを3・6ヘクタールで栽培するイノチオみらいは、昨夏からシステムを試験利用している。従業員64人を管理。10人前後でチームを組み、端末1台で、列ごと、作業内容ごとに入力する。タッチペンで操作でき、高齢の従業員も使いこなしている。イノチオみらいの大門弘明社長は「作業遅れを把握して翌日の人員を確保するなど、柔軟な雇用管理に役立つ」と評価する。

 タブレット端末とパソコン、Wi―Fi環境が必要。問い合わせは「はれると」、(電)080(4024)5499。
 

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