[新型コロナ] 子牛購入5万円助成 肥育農家の経営支援 兵庫県丹波篠山市

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の落ち込みで、和牛枝肉価格が下落する中、兵庫県丹波篠山市は肥育農家の支援に乗り出した。

 市内の肥育農家を対象に、子牛の購入費を1頭当たり5万円助成。繁殖と肥育の一貫経営に取り組む農家には経営支援として、子牛1頭当たり3万円を給付する。

 8日に成立した補正予算に「市内産子牛導入助成事業」(予算額340万円)を盛り込んだ。

 同事業では、市内の肥育農家が子牛を導入する際、1頭当たり5万円を助成。子牛は市内の繁殖農家から購入する必要がある。さらに、繁殖と肥育の一貫経営に取り組む農家には、子牛1頭当たり3万円を給付。肉用牛肥育経営安定交付金制度(牛マルキン)へ登録を申請するなど、「繁殖した子牛を自身で肥育する意思が確認できた段階」(同市)で支払う。

 いずれも4月1日までさかのぼって対象となる。事業は2021年度末まで続ける計画で、同年度予算でも財源を確保する。

 同市には、肥育農家が5戸、繁殖農家が11戸、繁殖・肥育一貫経営の農家が4戸いる。市によると、和牛枝肉価格の下落で、1~3月に出荷された市産和牛19頭のうち、13頭で採算割れの状態という。市は「『丹波篠山牛』をはじめ和牛は市の特産。農家が厳しい環境を乗り越えられるように後押ししたい」と話す。
 

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