そうか病 輪作で対応して

そうか病

特 徴


 土壌中に生息する数種のストレプトマイセス属放線菌を病原体とする土壌病害。ジャガイモで被害が多く、日本全土で発生する。ジャガイモの表面に、周辺が盛り上がって中央が陥没し、直径5~10ミリの淡黄褐色や褐色のかさぶた状の病斑、さらに深く陥没した病斑をつくる。

 菌種、ジャガイモの品種、土壌水分、土壌pH(水素イオン指数)などの栽培環境により症状は異なる。症状が似た病害に粉状そうか病、亀の甲病がある。ダイコン、ニンジン、カブ、テンサイなどにもかさぶた状の病斑を作る。

 多くの場合、土壌pHが低いと発病しにくく、地温が11~30.5度で発病する。適温は20~22度。乾燥土壌でも多発する。
 

防 除


 種芋消毒した無病種芋を使う。ジャガイモの連作を避け、前作に豆類や野生エン麦など、そうか病軽減効果のある作目を選んで輪作する。

 土壌pH5.0を目標に、土壌改良資材を施用する。芋ができる生育初期に、かん水して土壌水分を高める。そうか病が発生しやすくなるので、未熟堆肥(たいひ)の施用は控える。土壌消毒、抵抗性品種を作付けするなどの対策がある。

(北海道農業研究センター寒地地域特産研究チーム主任研究員・小林晃)
 

注 意


・記事中の農薬は掲載日時点の登録薬剤です。
・筆者の役職は当時の役職です。
・掲載日:2008/5/1

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