買い取り販売 拠点に 県域で大ロット 取り扱い22億円目標 青果センター新設 全農とくしま

全農とくしまが新たに整備した青果センター(徳島市で)

 JA全農とくしまは、青果物の買い取り販売を強化する。先月末に徳島市に新設した青果センターを新たな拠点に、県域でロットをまとめることで、小売りから外食・中食向けなど広いニーズに対応したより大規模な販路の開拓に取り組んでいく。県全体では生産量は多いものの、JA単位では大ロットでの出荷が難しかったブロッコリーなどを中心に、集荷力を向上させ有利販売につなげる。

 全農とくしまの青果物の取扱額(2017年度目標)は、花きも含め443億円。このうち予約相対や契約取引、買い取り販売分は、約1割を占める40億円にする目標だ。新設の青果センターは、この過半となる22億円の扱いを目指している。

 青果センターは7月下旬に完成した。貯蔵庫1機と保冷庫2機を設け、延べ110枚のパレットが常時入庫可能だ。これまでは包装加工施設の冷蔵施設で受け入れ能力がパレット20枚程度だった。収容力が5倍以上になった。

 多様な販売先のニーズに応えるため、青果センターに冷蔵施設を設けた。ニンジンやブロッコリーなどで量を調整しながら出荷する機能を向上させ、卸売会社や小売りの「常に安定した量を出してほしいという要望に応える」(全農とくしま)狙いだ。

 徳島県はブロッコリーは全国有数の産地だが、JA単位の出荷では実需側が求める安定した出荷量が確保できないこともあった。買い取りを強め、量を確保し、市場や小売りに多様な販売提案を進める計画だ。

 ブロッコリーやスイートコーンの鮮度を維持するため、製氷機も設けた。センターに併設する包装加工施設の包装加工量は、これまでより1割多い100万点が目標だ。

 集荷力の向上で、物流コストの削減も目指す。異なる品目を相乗りさせることが可能で、出荷量が少なかった品目を遠方市場に売り込む。

 全農とくしま直販・戦略課は「買い取り販売を強化し、集荷力を高め、オール徳島で有利販売につなげる。生産者手取りの向上につなげたい」と強調する。

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