ヒマワリには青空と太陽が似合う

 ヒマワリには青空と太陽が似合う。各地で盛りを迎えたヒマワリ畑が大勢の観光客でにぎわっている。暑い中でも、歩いてみると案外爽やかな気分になる▼名作「ひまわり」。ソフィア・ローレン演じる気丈な妻が、出征して帰らぬ夫を探した先は冷戦下のソ連だった。地平線まで続く一面のヒマワリ。その下には戦争で死んだ無数の兵士や女、子どもが埋まっていると聞く。ロシア、ウクライナは搾油用ヒマワリの世界屈指の産地で、ロシアの国花でもある。エンディングで流れるテーマ曲が切ない▼ヒマワリといえばゴッホ。花瓶に挿したヒマワリの絵を7点描いた。そのうち2番目の作品は大正時代、日本の実業家が今の金にして2億円で買った。白樺派のパトロンで、武者小路実篤に頼まれたという。広島に原爆が落とされた日と同じ1945年8月6日、空襲で焼失した▼静止衛星ひまわりは満40歳を迎えた。地球を常に見つめ1日に1周するのでこの名が付いた。現在、8号と待機運用の9号が地球から3万6000キロ離れた軌道を回る。10分ごとに雲の動きを観測し、日本はもとより東アジアや西太平洋地域の防災に貢献する▼隣国の最高指導者が当たらぬ天気予報に不満をぶつけたとか。他にやるべきことがある。核の挑発で上空がきな臭い。

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