「アオベジ」本格流通 青森市産のイタリア野菜  

本州最北端を売りにするイタリア野菜「アオベジ」(内海青果提供)

 青森市産のイタリア野菜が本格流通し始めた。市がてこ入れし、ブランド名を「アオベジ」と命名、生産から流通までの体制を整えた。今年は12品目を主に作付けて飲食店中心に提供する。北国の冷涼な気候を生かし、真夏も出荷できるのが強みだ。

 市が音頭を取る「あおもり魅力野菜プロジェクト」の一環。イタリア料理やフランス料理のシェフのニーズに応え、輸入品から地場産に切り替えていく戦略だ。

 種苗業者、生産者、流通業者、外食産業、行政が一体となって取り組む。これまで数十品目の野菜を試験栽培し、栽培方法や収穫の適期を探ってきた。市内の生産者11人が品目ごとにチームを構成、数人が同じ品目に挑戦し試験流通を経て昨年から販売が始まった。

 今年はズッキーニ、カーボロネロ、カリフローレ、ロマネスコ、フェンネル、ビーツ、バジル、カラフルミニトマト、カラフルニンジン、コリンキーなどを出荷する。

 流通・販売は内海青果(青森市)に一本化。生産者は規格に合わせて包装し、ロゴマーク「アオベジ」を付け同社に集荷。それを注文に応じて飲食店や東京、大阪の卸に発送する。常時注文がある飲食店は100軒を超す。

 今年から東京へケールを週1回、750袋販売する。冷涼地を逆手に、関東の主産地が端境期となる夏から11月までリレー出荷する。一般向けも広がっている。県内生協の共同購入に「アオベジボックス」(6品入り980円)が加わり、レシピを付けて普及に力を入れる。

 内海青果の内海久香専務は「輸入品も扱ってきたが、地場産は半値で、しかも新鮮。青森で栽培できることを知ってもらい、特産に育てたい」と話す。特にトレビスとビーツは国産が価格、品質で優位だという。

 プロジェクト事務局は市農林水産部あおもり産品支援課が担う。首都圏への営業、商談会、セミナーには生産者や卸と同行、レストランシェフと交流することでニーズの把握にも努めている。

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