宮城全共 和牛審査競技会 最優秀 加藤さん 夏の“猛勉強”実る 教本暗記、目利き習得

和牛審査競技会で真剣な眼差しで牛を審査する高校生(7日、仙台市で)

 仙台市で第11回全国和牛能力共進会(宮城全共)が7日に開幕し、初日は和牛の目利きを競う審査競技会が開かれた。女性、後継者、高校生の3部門75人が出場。最高位の最優秀賞には女性の部で新潟県の阿部恵梨さん(35)、後継者の部で岐阜県の山口大作さん(29)、高校生の部で群馬県立利根実業高校の加藤琉也さん(16)が輝いた。

 女性、後継者はそれぞれ17人が参加。高校生は41都道府県の代表41人が出場した。黒毛和種の繁殖雌牛4頭を審査し、和牛の優劣を判断して順位をつけ、正確性を競った。総合評価に加えて、審査部位の一部である体の深みや均称、資質ごとの順位づけも行った。

 審査開始の合図とともに、出場者は牛の周りに殺到。念入りに皮膚をつまんでゆとりや弾力を確かめたり、腹や肉付きを見たりと、審査時間の終了間際まで牛の能力を見定めていた。

 激戦となった高校生の部を制した加藤さんは2年生。実家が園芸農家で牛に触れる機会は高校に入るまでなかった。出場を決めた今夏、教本を暗記するほど熟読し、牛を見る目を磨いた。加藤さんは「機会を与えてくれた学校に感謝したい」と、賞獲得に笑顔を見せた。

 その他の入賞者は次の通り。 

 ◇女性の部▽優秀賞=島袋愛理(沖縄)、岩渕恵美(岩手)、白井あい子(愛知)、伊藤瑠美(広島)、尾形幸子(青森)◇後継者の部▽優秀賞=熊谷良太(宮城)、小澤成美(新潟)、徳重祐太朗(鹿児島)、中井崇泰(兵庫)、古谷光弘(栃木)◇高校生の部▽優秀賞=矢澤七美(長野)、曽山撤丙太(宮崎)、八木駿輔(京都)、大江亜美(和歌山)、室地一輝(愛媛)

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