宮城全共 宮崎・高鍋農高(復興特別出品区) 優秀賞1席  口蹄疫から復活訴え

優秀賞1席に輝いた高鍋農業高校の生徒と「ももみひめ」(7日、仙台市で)

 第11回全国和牛能力共進会(宮城全共)は初日の7日、仙台市で復興特別出品区(高校の部)の審査と表彰を行い、口蹄(こうてい)疫からの復活を訴えた宮崎県の高鍋農業高校が最優秀賞に次ぐ優秀賞1席に輝いた。日本一を目指して努力を重ねてきた生徒は悔しさもにじませたが、詰め掛けた観客は拍手で健闘をたたえた。

 宮城全共で新設した同区は、出品牛と生徒による取り組み発表の双方を評価し、順位を決める。畜産に青春をささげる全国14校の生徒が、観衆を前に堂々と出品牛を引き連れ、元気に発表した。

 同校は2010年、口蹄疫で飼養していた家畜335頭の全頭処分を余儀なくされた。発表では復活をPRし「口蹄疫からの真の復興の証しとして元気な姿を発信する」と強調、高評価を得た。出品牛「ももみひめ」の評価では、参加校のうちトップを飾った。それでも、総合順位はわずかに最優秀賞に及ばなかった。

 引き手を務めた築地伶欧(れお)さん(18)は会場を後にしてから、こらえていた悔し涙を流した。ただ、全国2位の成績に「口蹄疫で悲しく苦しい思いをした先輩や家畜たちに恩返しができたと思う」と胸を張った。

 九州からは高鍋農高の他、長崎県の北松農業高校、大分県の三重総合高校久住校、鹿児島県の市来農芸高校が出場。市来農芸高は優秀賞4席に入った。最優秀賞は岐阜県の飛騨高山高校だった。 

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