宮城全共 復興特別出品区 飛騨高山高に栄冠 東海4県勢35頭挑む 宮城全共開幕

最優秀に輝いた飛騨高山高校のメンバーと「ともみさと」(7日、仙台市で)

 第11回全国和牛能力共進会(宮城全共)が7日、仙台市で開幕した。初日の高校生を対象にした「復興特別出品区」に、岐阜県立飛騨高山高校が登場。見事に最優秀賞を獲得し、日本一奪還に挑む岐阜県にとって幸先の良いスタートとなった。宮城全共には東海4県から、精鋭35頭が挑戦する。

 全共は5年に1度開かれることから「和牛のオリンピック」とも呼ばれる。復興特別出品区は、震災からの復興のメッセージを発信するとともに、将来の担い手となる高校生が切磋琢磨(せっさたくま)することで、和牛生産の発展につなげようと今回初めて実施。14府県の高校生が育てた牛の比較審査と、取り組み発表で競った。

 飛騨高山高校は、林実佐子さん(3年)が「人を育み、『ともみ系』を繋(つな)いだ10年の軌跡」と題して発表。同校で育てた「ともみ」の血統を繁殖でつなぎ、生まれた「ともみさと」と共に林さんが二人三脚で歩んだ道のりを元気よく表現した。

 6月の代表決定後、JAひだ益田営農センター畜産課の溝脇実央課長から「体積や前躯(ぜんく)の育成が足りない」と指摘を受け、ハンドラー(引き手)の栗谷朱里さんらとつきっきりで、体の充実に努めた。

 大会では先に発表があった牛の比較審査は宮崎県に続いて第2席につけ、林さんの発表の得点で見事に逆転。栄冠を勝ち取った。

 最優秀賞に決まって栗谷さんと抱き合って喜んだ林さんに、場内を埋め尽くした観客から惜しみない拍手が送られた。栄冠に輝く姿を見届けた溝脇課長は「日本一奪還を目指す岐阜にとって、最高のスタートになった」と手放しでたたえ、今大会の岐阜県勢の活躍に期待した。

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