宮城全共 九州・沖縄6県試食に長い列 つかめ 消費者の心 宣伝も熱戦

長崎和牛の試食会。200人分の整理券は開始45分前になくなった

 九州・沖縄の6県は宮城全共の期間中、仙台市の会場で自慢の銘柄和牛の味を試食宣伝した。政令指定都市で初の開催とあって、各県のブースには多くの来場者が詰め掛けた。九州から離れた地域の消費者に売り込もうと、各産地はアピール合戦を繰り広げた。

 福岡県は「博多和牛」を60キロ用意し、1食100グラムで提供した。他産地と比べ、やや新しい銘柄だが「全共初出場ということで注目を浴びた」(県全共出品実行委員会の鈴木雅明会長)と手応えをつかんだ。当初は計画していなかったが、来場者の要望で銘柄をPRするTシャツなども販売し、盛況だった。

 佐賀県は「佐賀牛」肩ロースを計750食用意。1回に150食を配ると20分ほどでなくなった。JAさが畜産センターの辻真二所長代理は「県内は米どころ。牛に必要な良い水、稲わらがそろっている」と消費者に売り込んだ。

 前回の長崎全共で名誉賞(内閣総理大臣賞)を獲得した長崎県は、九州勢で最長となる4日間を費やし、「長崎和牛」肩ロースを計1600食提供した。カタログを見ながら、その場で商品を注文できるコーナーも用意した。県農林部の金子雅一係長は「東北の人においしさを知ってもらう」と、PRに汗を流した。

 宮崎県は前回大会までの全共2連覇を金看板に「宮崎牛」を売り込んだ。肩ロースのサイコロステーキを用意。JA宮崎経済連の関連会社・ミヤチクのシェフが腕を振るった。鹿児島県は「鹿児島黒牛」の焼き肉6000食を用意。「鹿児島が一番おいしいと言ってくれる人もいた」(JA鹿児島県経済連)と胸を張る。

 沖縄県は「おきなわ和牛」と「石垣牛」「もとぶ牛」を用意。沖縄の畜産を紹介するパンフレットは、外国人向けの英語版、中国語版も作成した。

 来場した仙台市の三浦香代さん(48)は「東北では食べられない銘柄。1時間前から並んだ。とてもおいしかった」と満足した様子だった。

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