宮城全共 岐阜が8区で4席 9区は河合畜産(静岡)14席

パレード展示で「ともみさと」を引く栗谷さん(11日、仙台市で)

 7日から宮城県で開かれていた第11回全国和牛能力共進会最終比較審査(宮城全共)は11日、最終日を迎えた。東海勢は、岐阜県が8区(若雄後代検定牛群)で4位に当たる優等賞4席、7区(総合評価群)で優等賞7席となった。枝肉の出来で競う9区(去勢肥育牛)は、静岡県の河合畜産が優等賞14席に入ったのが最高。三重県は2人の出品者が、共に優等賞に入る躍進を見せた。

 宮城全共は種牛の部(1~7区)と肉牛の部(8、9区)で行われ、10日に4区を除く全区の審査と等級発表があった。東海からは岐阜県だけが全ての区に出品。愛知県は2、3、9区、静岡、三重両県は9区に出品した。

 若い種雄牛の発掘を目的とする8区は、「孝隆平」を父とする3頭1群で挑んだ岐阜県が優等賞4席に入り、気を吐いた。3頭を出した藤瀬肉牛農場の溝端宗一代表は「3席以上に入りたかった。期待に応えられず申し訳ない」と悔やしがった。種牛と肉牛の総合評価で競うことから注目度が高い「花の7区」は肉牛の部で6位につけ、総合で優等賞7席となった。

 78頭が競った9区は、静岡県の河合畜産が出品した枝肉が優等賞14席に入った他、三重県は武藤嘉門さんが同18席、北林允征さんが同29席に入賞。愛知県からは源氏肥育組合が同20席に入り、同県としては4大会連続での優等賞獲得を果たした。

 最終日の11日には、各区で優秀な成績を収めた牛のパレード展示を行った。初日の「復興特別出品区(高校の部)」で最優秀賞を獲得した県立飛騨高山高校の「ともみさと」とハンドラー(引き手)の栗谷朱里さん(3年)が展示場内を堂々と行進し、大きな拍手を浴びた。

 5年に1度の全共は次回、2022年に鹿児島県霧島市で開かれる。「県として意思統一して取り組んだ成果が評価された」(三重県)、「結果は厳しかったが、若手の経験になった。早い段階から、全共に通用する牛を見つける取り組みを進めたい」(岐阜県)。各県の参加者は反省点や収穫を口にしながら、5年後の大会を見据えて帰途に就いた。

おすすめ記事

和牛のオリンピック 宮城全共の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは