宮城全共 分娩間隔、脂肪の質 一層の改良へ一歩

 宮城全共では子牛の増頭に貢献する分娩(ぶんべん)間隔を改善するため、いくつかの出品区の条件に「分娩間隔400日以内」を設定。各地での取り組みを浸透させた。

 全国和牛登録協会の向井文雄会長は「分娩間隔は宮城全共のテーマが決まってから1年で約1日ずつ、4日間縮んでいる」と成果を示す一方で、「全国平均は412日で、目標達成はできなかった」と改善点を強調した。

 枝肉の審査で脂肪交雑(BMS)ナンバー10から最高の12までを同列に評価した。おいしさに深く関わるとされるオレイン酸などを含む一価不飽和脂肪酸(MUFA)を客観的な数値として浸透させることを目指した。

 第8区で優等賞1席の宮崎県はBMSの最高が11。2席の鹿児島県は12が出ていた。審査講評で「宮崎県に比べ、鹿児島県はMUFAで及ばなかった」とされ、新たな価値観への一歩を示した。ただ、「肉牛の部」のMUFAは最高と最低の差が20ポイントあり、ばらつきがみられた。それを課題として挙げ、「遺伝的な改良や肥育技術の向上が求められる」とした。(立石寧彦)

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