担い手向け農業資金 新規実行数3割増 訪問強化が効果 4~8月 金額は4割増 JAバンク鹿児島

 地域農業の担い手を支援する、JAバンク鹿児島独自の農業資金「アグリメイク資金」の新規実行が今年度、ハイペースで進んでいる。2017年4~8月の実績は、件数が前年同期比29%増の138件、実行額は同39%増の5億5886万円と大きく伸長した。保証料助成などの負担軽減策に加え、JAと県域担い手・法人サポートセンターの連携で進める農家訪問を強化した効果が表れている。

 「アグリメイク資金」は、JA県信連が保証料(料率0・5%)を17年4月から全額助成している。JAバンク利子補給事業を加えると、下限金利は0・2%と、農家の借り入れ負担を軽減している。

 土地取得を含む、農業に関する幅広いニーズに利用でき、迅速に借り入れができるのが特徴。対象者はJA組合員で、借入金額は個人3000万円以内、法人5000万円以内。融資枠は年間10億円。

 JAバンク鹿児島では、同じく保証料を全額助成している農業近代化資金や農機ハウスローンも順調だ。17年4~8月の実績で、近代化資金は103件(29%増)、7億5567万円(23%増)、ハウスローンは101件(58%増)、1億8279万円(75%増)と伸びている。

 特に、さつま町に6月に開所した県連担い手・法人サポートセンター北薩事務所の管内(3JA)は、三つの資金の実行件数が131件と2割増えている。

 各JAでは、担い手金融リーダーや農業融資相談員が、農家を訪問し、パンフレットやちらしで紹介。生産部会の会合などでも説明会を開いている。営農部門の担い手担当も、農家巡回時に資金相談を受けた場合はすぐに信用部門につなぎ、後日、同行訪問している。

 県信連の松山和広理事長は「窓口や農家訪問などで農家と向き合い、ニーズを拾い上げた効果が出始めている。今後さらに力を入れ、農家の所得向上、経営安定に結び付けたい」と話す。

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