鹿が食害 動かぬ証拠 近隣に警戒呼び掛け 山梨県笛吹市のブドウ園

赤外線カメラが捉えた「巨峰」を食べる鹿の映像(山梨県笛吹市で)

 山梨県笛吹市の果樹農家の男性(53)が栽培するブドウ「巨峰」の園地7アールが今年、鹿による食害で商品性が落ちるなどしてほぼ無収穫に終わってしまった。男性は、鹿が食害する瞬間を捉えたた赤外線カメラの映像を基に、地域の農家に注意を呼び掛けている。

 園地はJR石和温泉駅から2キロほど北側にあり、市道に隣接し交通量もある場所。従来は鹿による被害はなかった。だが、5月末に隣接する桃園で下枝の葉が食べられたことがあり、「巨峰」への被害も心配していたところ、親子5頭の鹿が畑に入り食害された。

 映像には、雄は角が邪魔してうまく食べられないが、雌など角がない鹿は袋に顔を突っ込んで「巨峰」を食べる様子が映っている。

 同県内のニホンジカによる農林業被害は年間約3億7000万円、被害面積約200ヘクタールに上っている。県は2015年度末の生息数を7万1146頭と推定。捕獲の他、獣害防止対策の手引の作成や、防護柵の設置と管理方法などを指導している。

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