ニンニク 有機JASとグローバルGAP取得 五輪食材 供給に弾み 北海道・士幌高校

「有機JAS」を受けた農地の前でグローバルGAP認証を喜ぶ生徒らと近江校長(右)(北海道士幌町で)

 北海道士幌町の士幌高校は、有機JAS認証を受けたニンニクで、グローバルGAP(農業生産工程管理)の認証を取得した。高校では青森県五所川原農林高校に続いて全国2校目。有機JAS認証との両方取得となるのは全国初めて。

 ニュージーランドにある「Asure Quality」社から、8月30日付の認証が送付された。同町では、2020年の東京五輪・パラリンピックへの農産物の提供を目指す計画だ。

 食品安全、環境保全、労働安全などにも関連するGAPの取得は、農業を専門とする同校の柱。生徒は4月の講習会を皮切りに審査に向け準備してきた。9月20日には2品目目としてニンジンの審査を受けた。

 審査の準備を中心的に担った、有機農業専攻班班長の中野直哉さん(18)は「認証取得したことで、同校の作物がオリンピックに提供できる可能性があることがうれしい」と話した。

 指導した大和田愛教諭は「自分自身も初めての取り組みだった。グローバルGAPの内容や審査の受け方を、生徒に分かりやすく説明することが難しかった」と振り返る。生徒らについては「2回目の審査は、ほとんど対応して自発的に行動するようになった」と話す。

 同校の近江勉校長は「先生も生徒も短期間に頑張ってくれた。今回の取得は生徒ばかりでなく教諭にとっても大きな励み。地域の基幹作物での取得も目指したい」と意欲を示した。

 士幌町産業振興課の亀野倫生課長は「今後の取り組みの大きな弾みとなる。JAとも連携して、農家負担をできるだけ軽減できる取得方法を探りながら推進したい」と述べた。

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