商品続々 「ご当地」の味 再現 地域色売りに支持集める 外食や食品メーカー

モスバーガーの「ご当地バーガー」(東京都品川区で)

 外食企業や食品メーカーが、「ご当地」を打ち出した商品を売り込んでいる。地域に根付いた料理の味を再現し、地元はもちろん全国に届け支持を集める。素材に地場農産品を用いることが多く、産地にとってもチャンスが広がる。

 モスバーガーを運営するモスフードサービス(東京都品川区)は、各地の名物料理をアレンジした「ご当地創作バーガー」を11月下旬まで期間限定で販売する。北海道北見市の焼き肉のたれをヒントにした「北見しょうゆタレとんかつバーガー 北海道産ポーク使用」(430円)や、埼玉県秩父市のかつ丼をイメージし、県名産の「深谷ねぎ」も用いた「秩父わらじカツバーガー 深谷ねぎ味噌ソース」(同)を展開する。

 2年前に開始した試みで、全国の店舗スタッフからアイデアを募った。今年は「揚げもの」をテーマに、1000件超の応募から4品を商品化した。「ご当地料理はストーリー性がある。スタッフが関わることで販売意欲も高まる」と同社。各商品とも120万食の販売を見込む。

 「ご当地鍋」を家庭で手軽に作れる料理キットを考案したのは、食材宅配のヨシケイ開発(静岡市)。埼玉県和光市商工会が主催するニッポン全国鍋グランプリで上位入賞した各地の鍋物料理を宅配メニューに導入。第1弾として、千葉県東金市の「家康鷹狩り鍋」(4人前、2176円)を7日、全国で発売した。

 徳川家康のタカ狩りをイメージした鶏肉や豚肉を具材に、スープには市特産品「東金黒豆みそ」の香ばしさや甘味を生かした。野菜は県内JAから調達。同社がご当地鍋を仕掛けるのは初で、目標13万食を掲げる。年内にさらに2品を投入する予定だ。

 コンビニエンスストア大手のローソン(東京都品川区)は全国12地域の食材を用い、名物の味を再現した鳥の唐揚げ「ご当地からあげクン」(216円)を販売する。東京都の練馬大根おろしドレッシングを使った「おろしぽん酢味」や、徳島県産スダチを用いた「ひろたのぽんず味」など、さっぱりした味の商品が好調という。

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