24時間 飛行訓練OK 人材育成や技術開発 茨城にドローン拠点

 人手不足の解消に向け、農薬散布や荷物の搬送などで開発が進むドローン(小型無人飛行機)の日本最長規模の飛行訓練場を備えた研究・人材育成拠点が27日、茨城県河内町にオープンする。東京都内の民間企業が、首都圏や成田空港から近い廃校を活用。農業の技術開発を進める他、飛行訓練などでドローンを操れる人材育成につなげる。

 施設の名は「ドローンフィールドKAWACHI」。全国で珍しいドローン関連の機能を集約した。運営するのは、関連技術やサービス開発に取り組む「アイ・ロボティクス」(東京都新宿区)。

 同日は、同社やドローンの開発を行う企業や大学などが入る「ドローン・ラボ」、飛行訓練を行う「ドローンフィールド」がオープン。目玉の操縦訓練や実証実験ができるドローンフィールドは、利根川上に最長往復10キロのコースを用意、体育館は一年中、24時間飛行させることができる。

 今後、プロの人材育成を図る「ドローン・スクール」、ベンチャー企業の育成を支援する「ドローンファーム」も整備。一般向けの体験スクールも開いていく予定。

 同町で水稲40ヘクタールを栽培する山田浩之さん(53)ら地元農家と協力して使い勝手の良い農業用ドローンの開発にも取り組む。成田空港から車で20分の立地を生かし、国際会議や技術発表会などを開いたり、農薬散布などの操縦、技術コンテストを開いたりする計画だ。安藤嘉康社長は「全て集約した拠点で開発を加速し、町をドローンの先進地にしたい」と意気込む。

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