酒井 藍さん(吉本新喜劇座長) シイタケ食べて幸せに 私の食支える母親に感謝 

酒井藍さん

 レビのロケの仕事で農家さんの所に行かせてもらうことはよくあります。野菜を作っている農家さんにも果物を作っている農家さんにも、これまでいっぱい行かせてもらいました。農家さんの所に行くと、記事が壁に貼ってあったりするので、この新聞のことは知っていました。お世話になった農家さんが、この記事を読んでくれると思うとうれしいです。

 先日はシイタケを栽培されている農家さんの所に行きました。私、シイタケが大好きなんです。だからめちゃくちゃ幸せでした。シイタケは焼いてもおいしいし、炊いてもおいしい。どんなふうに料理してもおいしいです。ほんまに大好きなんです。岐阜に「椎茸すなっく」というシイタケチップのお菓子があって、私がシイタケ好きなのを知っているファンの方が時々買ってきてくれます。これもおいしいですよ。

 食べることは大好きだし、食べ物は何でもOKと言いたいところなんですが、どうしても苦手な物が一つだけあります。グリーンピースなんです。何でか分かりませんが、なかなか克服できません。これさえ食べられるようになったら、もう「怖いもんなし」なんですけどね。

 家さんの所に行くと、これまでに出会ったことのないおいしい野菜や果物がいっぱいあって、びっくりします。一番びっくりしたのは、和歌山の農家さんの所で食べさせてもらった桃ですね。普通なら、ちょっと硬い桃はあんまり甘くないのかな、って思うでしょう?でもその桃はサクっとしているのに、めっちゃ甘いんです。でもしつこい甘さじゃなくて、爽やかです。農家さんの所には、まだみんなには知られていない、おいしいものがいっぱいありますね。

 農家さんは優しい人が多いような気がします。動物もそうですけど、農産物も生き物です。生き物を相手にお仕事をしている人は、やっぱり優しくなってくるんでしょうね。

 吉本新喜劇に入団して今年で10年ですけど、実はまだ奈良の実家で暮らしています。ご飯もお母さんに作ってもらっているので、料理はしません。仕事で帰りが遅くなっても、お母さんがお弁当を作ってくれています。私の食を支えてくれているお母さんには、ほんまに感謝しかありません。

 りが遅くなっておなかがすいた時には、おにぎりでも食べてから帰ろうかなと思うこともあるんですけど、おなかがすいた状態でお母さんの料理を味わって食べたいと思うので、ひたすら我慢して、ペコペコのまま、とにかく帰ります。そのかわり帰ったら、ドカンと食べますよ。昨日もご飯2杯食べました(笑)。

 年7月に新喜劇の座長に就任しました。「座長ってこんな仕事をしてたんか」と初めて知ることもたくさんあります。座長は自分で劇を作っていかんとあかんので大変です。でも周りにいる団員やスタッフの皆さんが状況を察知してくれて、いいものにしていこうと動いてくださるのが、自分でも分かります。ほんまに救われている感じです。大先輩の桑原和男さんも、ただ居てくださるだけでもありがたいのに、いろいろと声をかけてくれます。皆さんに支えられています。ありがたいです。

 大阪・梅田に新しくできたよしもと西梅田劇場で、11月14日からの新喜劇公演に出演します。お母さんの作ってくれるご飯をたくさん食べて、これからも頑張りますよ。(写真・聞き手 ジャーナリスト・古谷千絵) 

 
 <プロフィル> さかい・あい


 2007年9月に「第3個目金の卵オーディション」合格を経て、吉本新喜劇に入団。ぽっちゃりキャラの「ブーブー。ブーブー。私、人間ですねん。」のギャグでテレビでも活躍中。今年7月に30歳で吉本新喜劇史上初の女座長に就任。趣味は寺社仏閣巡り、柔道、アイドル鑑賞。

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