果樹園の“番鳥”威力 「鳴き声」「旋回」かかしロボ参上 長野県飯田市の機器メーカー

タカの鳴き声と模型の旋回で野鳥を威嚇する「かかしロボット」(長野県飯田市で)

 長野県で、果樹園などで鳥の食害を防ぐ、「かかしロボット」が活躍している。タカの模型を園地で旋回させ鳴き声を出すことで野鳥を近づけない装置。同県飯田市の機器メーカー三笠エンジニアリングが開発した。JA松本ハイランドと連携した果樹産地での試験で、これまで被害が大きかったリンゴ園に設置したところ、被害がなくなり、高い防鳥効果を確認した。

 同社「畑の番人ロボ」シリーズの最新作。てんびんのような構造で、さおの両端からつるされた2羽のタカの模型が直径1・8メートルの円を描いて旋回。柱のスピーカーから、タカの他、カラスやフクロウの鳴き声が出る。効果範囲は半径30メートルとしている。動力は自動車用の直流12ボルトバッテリーを使用。1日12時間、3分置きに20秒間の自動運転をした場合、3週間連続で稼働できるという。動作時間や鳴き声の音量は調節が可能だ。

 同社は今年、JAと協力して松本市の今井地区で試験を実施。リンゴ「つがる」「シナノスイート」を栽培する30アールの園地で、同社の音波や光を発生する装置と共に9月から2カ月間稼働した。試験では高さ4・5メートルの位置で旋回させ、果樹の上からにらみを利かせるよう設置。例年、カラスやムクドリ、ヒヨドリの食害が多発していたが、今年は被害に遭わなかったという。

 価格は、長野県内の場合、設置費込みで15万円程度。県外の場合は相談に応じる。



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