[大地のごちそう] 桜島大根のしめもん じんわり 体に染みる 鹿児島県

「しめもん」は煮しめのこと。煮汁がたっぷり染み込んだ「桜島大根のしめもん」は、じんわりと優しい味わい

 鹿児島県JAグリーン鹿児島管内で栽培する桜島大根は、県の特産品です。通常は重さ10キロほどですが、20、30キロになることもあります。2003年には31・1キロの桜島大根が世界一大きなダイコンとして、ギネスブックに登録されました。

 主な生産地は桜島で、30戸の農家が7・5ヘクタールで栽培しています。12月末~2月上旬に、県内市場に出荷します。昨年度の出荷量は約266トンでした。

 桜島大根を60年以上栽培する重久清隆さん(83)は「島でこん(桜島大根)が大きく育つのは、空気や水をよく通す火山灰土壌があってこそです」と話します。軽くて柔らかい土壌で育つ桜島大根は、大きさはもちろん、果肉のきめの細かさと白さが特徴です。大きく広がった葉をわらで束ね、葉ごと出荷します。「葉も茎も栄養が豊富でおいしい。残すところがありません」と強調します。

 妻の百合子さん(77)はサラダの他、漬物や炒め物、煮物など、さまざまな料理に活用します。「苦味や辛味が少ないので、どんなふうに食べてもおいしいです。味が染みるのが早くて煮崩れないので、特に煮物に向いています」と話します。

 「桜島大根のしめもん」は、冬の定番です。桜島大根をたっぷり使い、さつま揚げなどと一緒に、いりこだしで煮ます。さまざまな食材から出ただしがダイコンに染み込み、うま味がじゅわっと口の中に広がります。

 〈材料・4人分〉

 桜島大根600グラム、シイタケ4枚、ニンジン1本、こんにゃく半丁、昆布30グラム、タケノコ(冷凍)250グラム、さつま揚げ4枚、厚揚げ1丁、かまぼこ4分の1本、調味料(いりこ適量=だしパック1個分、粉末だし15グラム、ざらめ150グラム、みりん50ミリリットル、薄口しょうゆ70ミリリットル、濃い口しょうゆ40ミリリットル)

 〈作り方〉

①昆布は水に戻して結び昆布にする。こんにゃくは湯通しして、食べやすい大きさの手綱こんにゃくにする。他の具材は好みの大きさに切る。

②大きな鍋に具材を入れ、かぶる程度の水(分量外)を加える。いりこと粉末だしを入れて火に掛け、沸騰したら火を弱め、残りの調味料を加える。

③弱火で30分ほど煮込む。



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