オリーブ日本初品種 新漬け用と採油 機能性成分豊富 香川県「香オリ3、5号」

日本で初めて香川県が開発したオリーブ新品種「香オリ3号」(香川県提供)

 香川県が、オリーブでは日本初となる新品種を開発した。病気に強く採油率が高いものと、機能性成分を多く含む2品種。今後、芽出した2年生苗木を、生産者に供給するなど供給体制を整える。県内のオリーブ産業の発展につなげる。26日までに農水省が出願公表した。

 品種開発したのは、新漬けとオイル兼用品種の「香オリ3号」とオイル専用品種の「香オリ5号」。「香オリ3号」は、病気に強く採油率が高いのが特徴。県内の一般的な品種である「ミッション」より、果実の重さが1割重い4・6グラム。採油率も1割程度多く14・1%。熟期も7日ほど早い。

 「香オリ5号」は、オイル中のポリフェノール含有量が「ミッション」の2倍で、辛味と苦味が際立ち、心地よい味で官能評価が高い。県内で栽培するオイル用品種の「ルッカ」より小さめだが、採油率は17・6%と「ルッカ」(12・7%)より多い。

 県農業試験場小豆島オリーブ研究所は2012年から、果実が大きく、オイルが優れ、病気に強い品種を育成してきた。72系統を実生で育て、15年に5系統を選抜した。その後、小豆島町の発酵食品研究所などで試食、試飲で評価を重ねてきた。

 浜田恵造県知事は「日本で初めてオリーブの品種を開発した。県オリーブ振興と生産拡大に努め、ブランド強化を図りたい」と話した。

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