輸入菌床シイタケ “国産”8割が違和感 業界団体がアンケート 差別化を訴え

 輸入菌床を使い国内で培養、収穫したシイタケは国産となる現在の産地表示方法について、8割の消費者が「違和感がある」と答えたことが、日本特用林産振興会と全国食用きのこ種菌協会の調査で分かった。これを踏まえ、同振興会などは、消費者のシイタケの選択基準の一つになるとして、国産と輸入菌床の表示差別化を訴える。

 調査は2017年8~10月に東京都、福島県、埼玉県、栃木県、石川県の5都県で開かれたきのこ関連のイベントで実施した。回答者は970人で、40~60代が中心だった。

 輸入菌床を使ったシイタケの産地表示が収穫地の“都道府県産”となることについて、732人(75%)が「違和感がある」と回答。残りの25%は「特に問題ない」と答えた。適切な表示方法については、「菌床生産国も併記する」が72%、「菌床生産国を原産地として表示する」が14%、「現在の表示と同じ」が13%だった。

 同振興会は、調査結果を林野庁や消費者庁に示して、表示方法の改正につなげていきたい考えだ。国産菌床にこだわる生産者の中には、輸入物と差別化できないとして「今の表示に不満を持つ人も多い」(同振興会)という。

 財務省の貿易統計によると、16年のシイタケ菌床輸入量は1万3000トンで過去最高。11年から倍増しており、全て中国産だ。

 日本特用林産振興会などは今後、九州などでも同様の調査を重ね、最終結果を17年度中にまとめる。

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