まだまだ賀詞交歓会が続く

 まだまだ賀詞交歓会が続く。こんな時、各界トップの話題は今年の要諦をズバリ表し参考になる▼やはり日本が近代国家へ歩みだした150年前の明治維新を絡めたテーマが多い。農業団体トップの話は自己改革で始まり自己改革で終わる。この1年の覚悟と責任の意思表示でもあろう。4月からは農政改革の名の下に制度も大きく変わる。特に問題は農業の柱の二つ、米と酪農だろう▼きのうの東京・九段での乳業13団体の新年賀詞交歓会。参加者は1000人と食品業界屈指の規模である。同日は関東生乳販連の新年会も。今春の改正畜安法施行に伴う対応と先行き不透明を指摘する声が相次ぐ。指定団体による生乳一元集荷が廃止となる。酪農団体も乳業も生産基盤の維持・強化では一致する。酪農と乳業は車の“両輪”どころか“運命共同体”の関係にある▼いつも年初に岩波文庫の『フランクリン自伝』を読み返す。300年以上前の人物で、勤勉と節度を説きドル紙幣にも描かれる米国建国の父。「時は金なり」をはじめ、その〈語録〉は今に通じる普遍性を持つ。世界最古の格言つき日めくり暦も考案した▼フランクリンは「困難と喪失は人をより謙虚に賢明にする」と言う。そして「逆境は宝の山だ」と。かみしめながら、難局を進むしかない。

おすすめ記事

四季の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは